
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
エナジード企画室でございます。
本日は少し耳の痛い
「チームメンバーは管理職になりたいと思っているか」というお話になります。
役職についていない正社員20代~50代の男女を対象したとある調査では
「今後、管理職になりたいか」を聞いたところ、全体の8割超が「なりたくない」と回答したそうです。

理由として挙げられているのは、
・責任が重い
・労働時間に対するメリットが少ない
・業務負荷が髙い
・育成や他部署調整が面倒
などがあるとの事。
皆様にとってリアリティのある回答ではないでしょうか。
もちろんこうした困難に立ち向かい、打ち勝つ事をモチベーションとして業務を遂行できる方もいらっしゃると
思います。
ただし、事実としてこういった数字は無視できず、若手が「管理職になりたくない」ということは、
組織を担っていく次期経営陣も育っていかないという事になります。
・この組織は自分達が作っていくんだ。
・この組織でこういう事をやっていきたい。
そんな「意志」や「想い」のないチームメンバーが多い組織がこのVUCAの時代でどうなるかは、明白です。
では、どうすればチームメンバーは
「この組織でやっていきたい」と思うのでしょうか。
管理職としてチームを引っ張っていきたいと思えるようになるのでしょうか。
一つの解としては、管理職が「楽しそうに仕事をしていること」が挙げられると考えています。
管理職が「活き活きとしている」必要があります。
外部環境の変化により、「管理職の業務」はより一層複雑化してきており、要件の変化も相まって組織においての重要度は相当に髙い位置づけとなっています。

解決すべき問題は山積みで、
・短期業績
・人材育成
・中期戦略
という3つを同時に遂行しなければいけません。

こうした問題だらけの状況において、管理職はどうしたら楽しそうに活き活きと仕事ができるのか。
抱えている問題から考えるのではなく、一度【 理想の状況を描く 】事をエナジードはおすすめしています。
お忙しい管理職の皆様で、最近お互いの「理想」を語り合った事は
ございますでしょうか。
新入社員時代、熱く「理想」に燃えていた時期を覚えていらっしゃいますでしょうか。
「この問題をどうやったら解決できるのか」という方法は行き詰まったり堂々巡りすることが多々あるのが実状。

自身や組織として、どういう状況が理想なのか。
ワクワクして、エキサイティングで、どういう状態が楽しく仕事ができているのか。
日本に伝わる「岩戸伝説」で知られている通り、閉じこもった天照大神を岩屋から出したのは神々の「楽しそうな振る舞い」です。
上司が楽しく仕事をしていることで、「なりたくない」という固い岩屋からチームメンバーも顔を覗かせてくれるかも知れません。

脳は、描いたイメージを具現化する力を持っているそうです。
管理職の皆様が楽しく仕事をするための【 理想状況 】を描くワークショップ、ご支援させてください。