エナジードと住友生命が業務提携

　
「人の可能性を拓く」ための教育プログラムを提供する株式会社エナジード（本社:東京都新宿区、代表取締役:氏家光謙、以下「エナジード」）は、住友生命保険相互会社（本社:大阪府大阪市、取締役 代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」）とウェルビーイング領域での新サービスを創出し、事業拡大を図りながら両社の顧客への更なる価値提供を目指すべく、業務提携を行いました。
今般の業務提携に際し、住友生命との連携強化を目的としたCVCファンド「SUMISEI INNOVATION FUND」からの出資が決定しました。

資金調達の目的と背景

近年、「自分で考えて動く力」や「GRIT（やり抜く力）」など非認知能力の重要性が世界中で再評価されています。
OECD（経済協力開発機構）が推進するPISA（国際学生評価プログラム）などの国際的な学力評価でも、認知能力だけでなく非認知能力を測る指標を取り入れはじめています。
これは、教育分野のみならず、職場や社会全体の成長に欠かせない要素として認識されているためです。特に教育分野では、従来の知識偏重型の大学試験から脱却し、総合型選抜の拡大や探究科目の必修化が進んでいます。

この大きな流れの中、エナジードは住友生命との共創を通じて、教育セクターにおけるウェルビーイングプログラムの充実を図ります。
プログラムでは、中高生の非認知能力を発展させることを目指し、これによって幸福感及び生産性の向上を図ります。非認知能力が豊かな生徒は、変化に対応し、ストレスを効果的に管理することが可能となります。これらのスキルは、学生が社会に出たときに職場のレジリエンスを支え、より良い職場環境の構築に寄与します。

今回の提携により、エナジードと住友生命は、教育を通じて社会全体のウェルビーイングを向上させるという共通の目標に向かって進んでいきます。私たちは、この取り組みが教育セクターにおけるウェルビーイングの理解を深め、長期的には多くの企業においても従業員のウェルビーイングの向上を実現することを信じています。

エナジードが目指す未来

ー　あらゆる人が、自分の可能性に気づくことができる未来　ー　

エナジードは2012年の創業以来、「かっこいい大人を増やす」ことをミッションに、教育現場から企業まで、
さまざまな価値を提供しています。

教育事業では、900を超える教育機関、10万人強の生徒に「この先の未来、自分が人生をどう歩んでいくか」の判断基準を考え抜くための、次世代型キャリア教育を提供してきました。

法人事業では、教育機関への価値提供を行ってきたエナジードだからこそ実現できる次世代スキル育成プログラムにより、社員の能動性を引き出し、組織の生産性を最大化してきました。
研修満足度は94％の実績を誇ります。

これからもエナジードは、一人一人が自分の可能性を理解し、生き方に誇りを持てる体験価値を創造してまいります。

住友生命のソリューションについて

住友生命は、「総合的な学習の時間（中学校）」「総合的な探究の時間（高校）」などを通じて、非認知能力向上に資する金融教育やキャリア教育、課題解決型授業などの「人」によるサービスを提供してきました。理解度・満足度・今後の人生への役立ち度、といったスコアが全て９０％台後半の実績を誇り、２０２１年の試験的な提供からはじまった同サービスは、２０２３年度末には累計で１００校を超えました。
住友生命グループは、「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」の実現を掲げ、ウェルビーイングサービスの提供という領域でトップランナーを目指しており、さまざまなビジネスパートナーと連携していくことで、非保険領域も含めた WaaS（Well-being as a Service）エコシステム※１を拡充しています。

その中でも、未来を担う将来世代は重要なステークホルダーであると捉え、継続的に対話をしていくFR（Future GenerationsRelations）活動※２として『子どもの教育』領域において、今後は更なるサービス提供の拡大を図るとともに、よりウェルビーイングに資するコンテンツの開発などに取り組みます。