導入事例

【受講者の声】株式会社東急コミュニティー様

2021.07.30

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今回、エナジードのインタビューに登場していただくのは、マンションやビル・商業施設、公共施設などで業界トップクラスの実績を有する総合不動産管理会社、株式会社東急コミュニティーのビル事業本部第二事業部東海ビル運営部運営チームに所属されているマネージャーの安部さんとエナジードの研修を受講された塚本拓也さん。同社ビル事業本部で実施されたENAGEED研修を通じて得た学びや価値観が、どう仕事に活かされているのか?上司との関係性やコミュニケーションについて、研修を担当したエナジード講師が深く掘り下げていきます。

 

 

 

 

スキルアップよりマインドに特化した研修

 

このインタビューでは、ENAGEED研修での学び、

そして仕事する上での意識変化を言語化していきたいと思います。まずはお二人の自己紹介をお願いします。


塚本 : 東急コミュニティービル事業本部第二事業部東海ビル運営部運営チームに所属しております塚本と申します。主にビル管理を担当していますが、具体的な業務内容は設備管理としてのBM、賃貸運営としてのPM、ビルの空室発生時のリーシングを業務として実施しています。

 

安部 : 東急コミュニティー東海ビル運営部の安部と申します。公共の案件や賃貸物件、オフィスビルなど、多くの物件を抱えているチームをまとめています。現在は約40数名のメンバーがいますので、そのチームのマネジメントを担当しています。

 

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ありがとうございます。ここからは塚本さんにENAGEED研修についてお聞きしたいと思います。

ENAGEED研修はどのような印象でしたか?

 

塚本 : 受講前は、講師の話を受け身で聞いて管理運営能力のスキルを上げていくような研修かと思っていました。ですが、実際に ENAGEED の研修を受けて感じたのは、スキルではなくマインドの話だったなと。そこは思い描いていた研修イメージと大きく違いました。同じ立場の参加メンバーと一緒に考えていくワーキングの時間がしっかり取られていたので、いろいろな方の話を聞くと同時に、考え方も知ることができたという印象が強く残っています。

 

 

スキル系を学ぶ「聞く」を中心とした研修だと思って受けると、

ENAGEED 研修はかなり衝撃だったかと思います。

 

塚本 : 正直びっくりしました(笑)受け身で聞くより自分で何かしている方が好きなので、楽しい研修でした。

 

 

 

「できない」を「できる」にする思考

 

ENAGEEDのグループワークは、自分がどう考えているのか意見交換するシーンが多いという特徴があります。

特に印象に残っているワークはありましたか?

 

塚本 :「できない」を「できる」にするという話は、かなりインパクトがありました。言葉にすると伝わりにくいのですが、お客様と対面したとき、やはり「できない」ことに対して「ちょっとこれは無理ですよ」と話してしまうことも多くて。できないではなく「できる」に変えていく価値を生む、そうした話は目から鱗でした。そしてもう一つが「相手の立場に立って考える」という話。ビジネスの世界ではよく聞く言葉ですが、ENAGEEDの研修は上司の立場に立って考え、そこから考えた内容を具体的に書き出してグループワーキングで実践します。こうした研修は、とても印象に残っていますね。

 

 

「できない」を「できる」にするは2日目、「相手(上司)の立場に立って考える」は3日目のプログラムですね。ENAGEEDで学んだことは実際に仕事でも意識しましたか?

 

塚本 : 我々の仕事は、やはり納期が大事。とはいえ、調べなければならないことや契約上の話など難しいスケジュールを要求されることもあります。「できないのでズラしてください」とお断りしていたこともありましたし、決して珍しいことではない一般的な考えだと思っていました。「できない」と諦めるのではなく、どうすればできるのか考えるようになったことは、ENAGEEDの研修を通じて変わったと実感しています。仕事でも、2〜3 週間で契約を締結したいと要望を出してくれたお客様に対して、こうしてもらえればこのようにできますよと新しい提案から締結に繋がりました。

 

 

「できないので...」と今まで諦めていたことを「どうしたらできるのか?」の思考に切り替え、発言する言葉も

変わってきたと。いろいろな場面で応用できそうですね。

 

 

 

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足りなかったのは「上司の視点」という気づき

 

 

「相手の立場に立って考える」ここについて、研修では上司の立場に立って考えていただきましたが、
塚本さんは上司の安部さんをターゲットにされましたか?

 

塚本 : そうです。

 

 

「相手の立場に立つ」は、さまざまなシーンで活用できますが、上司の立場を意識したことで自分の言動が

変わったと感じることはありましたか?

 

塚本 : お客様の立場に立って考えることはあっても、上司の立場に立って考えるというモノの見方をしていなかったと気付きましたし、発言した言葉の意味について理由まで考えるようになりました。上司のスケジュールを考えて動くようになった部分は、以前に比べて意識しているかと思います。

 

 

とてもいい変化ですね。お客様視点だけでなく上司視点で「なぜ今ダメと言ったのか」を考えるようになったという部分は、成長に繋がっていると思います。

研修前後の塚本さんの変化について、安部さんから見て感じていることはありますか?

 

安部 : あると思います。コロナ禍で在宅勤務が増え、事務所は交代勤務。ここでの調整について彼が働きかけてくれました。また、チーム編成を変える際のミーティングでも積極的に発言もしてくれて。どういう意図で、どのような効果を狙っているか具体的に問いかけを出してくれる姿を見ると変化を感じます。

 

 

塚本さんが上司の目線に立って、組織目的の意図を汲み取った上でしっかりと咀嚼しようという部分が、

まさに行動に現れていると思います。塚本さん、安部さんの言葉を聞いていかがでしょう?

 

塚本 : むずがゆいです(笑)

 

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皆で目標に向かって一緒に進む、それが楽しい

 

 

先ほど安部さんから約40名の部下がいらっしゃるとお聞きしましたが、普段お仕事する上で大切にされていることを教えていただけますか?

 

安部 : 多人数をまとめるので、細かく指示を出すというより、ある程度は仕事を任せるようにしています。その上で、
足りないところや問題が起きた時に部下をフォローするスタンスですね。こちらがピリピリしていると相談しにくい
と思うので、質問しやすい雰囲気を保ちたいなとは思っています。

 

 

あえて細かい指示は出さず部下に任せる。そして相談しやすい雰囲気。塚本さんは研修時に上司をターゲットに選ばれましたが、今の話を聞いて感じることはありますか?

 

塚本 : 研修で取り入れた上司の視点は、部下の育成方針についてマネージャーはどう考えているのかという視点でしたが、今の話は部下の仕事に対する対応ですよね。その部分については、驚きもなく受け止めました。

いつも相談しやすい雰囲気があるので「やはり」という感覚です。

 

安部さんが目指していることがしっかり伝わっているということですね。上司とのコミュニケーションで

塚本さんが普段から意識されていることはありますか?

 

塚本 : 例えば押印をもらうときとか、業務を進めるにあたり報告するときは「これは納得しないな」と思われるような流れは作らないようにしています。できるだけ事前に情報や資料を揃えて、マネージャーから言葉を頂いたときにしっかり対応できるだけの準備は意識しています。

 

 

できる・できないに関わらず、自分が意図して行動したことを相手に伝えることはすごく大事だと思います。

安部さんが仕事する上でワクワクすること、会社の未来に対して期待していることで思い浮かぶものはありますか?

 

安部 : ビルや賃貸、施設管理など多くの業務を担当していますが、新しい物件を立ち上げるのは自分の仕事としてとても楽しいですね。マネージャー歴も長いので、チームのメンバーと一緒に1つの目標に向かってやろうというモチベーションに繋がります。メンバーの個性が上手くまとまるよう一緒に考えて進めることが楽しいと感じるところ。 これから先もその意識で仕事に取り組みたいですね。

 

 

「チーム」「メンバーと一緒」という言葉が出ましたが、それこそ「できない」と言わずに楽しさ・やりがいに変えていらっしゃる思いがすごく伝わりました。塚本さん、このようなお話を聞く機会はあったりしますか?

 

塚本 : 今、初めて聞きました(笑)

 

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メンバーと一緒に成し遂げるという部分を「楽しさ」として仕事されている...そこに共感することで、 コミュニケーションの取り方や業務内容の相談の仕方も変わってくると思うので、ぜひ役立ててください。研修での学びから実際の仕事で成果につながっていることはありますか?

 

塚本 : 東海ビル運営部として在宅勤務体制となって以降、とりあえずチームごとに3割くらいが出社するということで明確なルールがありませんでした。そこに対して後輩からやり難いという意見を聞いていたので、どうすれば部として良くなるのか、チーム会議で提案をしたんです。その時はもう少し様子を見る形で終わりましたが、安部マネージャーの働きかけもあり、チームの中でルールが明確になり、出勤日と在宅勤務の担当制がまとまりました。具体的にできるできないを自分が提案したわけではありませんが、最初の働きかけとして行動できたかなとは思います。

 

 

ルールがないところから、部としてどうすれば改善されるのか。その視点で提案できたと。最初の問題提起ができたのは、チームを牽引する意味でとても重要な役割かと思います。その上で、やってみたい・チャレンジしたい...塚本さんがワクワクすることはありますか?

 

塚本 : それこそグループリーダーを目指したいです。今の立場から、もう一歩先。グループをまとめるような役割で今回の研修で培ったことを活かしてみたいです

 

 

上司視点を持つことで視座が上がるような感覚は、すでにご自身でも感じているかと思います。塚本さんご本人の想いを聞いた上で安部さんにうかがいます。改めて部下に期待することはありますか?

 

安部 : 彼は頭の回転が早く、何でもパッパッと行動するタイプ。ENAGEED研修を受けるメンバーとして会社からも期待されている存在です。自分からどんどん進めるパワーがあるからこそ、メンバーと一緒に進めてほしいという想いはあります。上司やお客様の視点はもちろん、仲間の視点も持って行動してくれたらと思います。そして研修で学んだことをずっと続けて行動してもらいたい。係長、チームリーダー、それこそ私の立場になる存在だと思っています。

 

 

塚本さんの基礎力が高いからこそ「みんな」という安部さんからのキーワードは、

ぜひ大切にしていただきたいです。塚本さん、上司の想いを知って、どう感じましたか?

 

塚本 : もう少し視野を広げることを期待されていると改めて感じました。ENAGEED 研修で学んだことを継続していきたいというのが率直な思いです。

 

 

最後に、今回オンラインで研修を実施しましたが、どうでしたか?

 

塚本 : オンライン研修だからできることは限られると思っていましたが、思った以上に自由度が高いですね。付箋を貼るとか工夫次第でいろいろできるなと感じました。可能性があると感じます。

 

 

率直なご意見ありがとうございます。安部さん、塚本さん、今回のインタビューはいかがでしたか?

 

塚本 : こうしたインタビューは初めてですが、思った以上にざっくばらんでしたので話しやすかったです。

 

安部 : オンラインインタビューは初めてだったので最初は少し緊張しました(笑)

 

 

ENAGEED 研修もこのような感じで4人1部屋のグループを使って意見交換します。

今回は、お二人のインタビューに研修事務局である株式会社東急コミュニティービル事業本部事業統括部人材開発センターの齋藤さんも同席していただきましたが、いかがでしたか?

 

齋藤 : 何よりも研修の内容をしっかり持ち帰ることができるのは事務局冥利につきます。加えて、安部の人柄というかマネジメントスタイルが塚本を成長させているんだろうなと改めて感じました。

 

 

このインタビューで皆さまの東急コミュニティー愛を感じました。本当に雰囲気が良くて、

仕事に取り組む姿勢も素晴らしいと思っております。お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました。

 

 

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株式会社 東急コミュニティー

創業  :  1970年(昭和45年)4月8日

資本金  :  16億5,380万円

従業員数  :  8,196名(2021年3月31日現在)

事業内容  :  マンションライフサポート事業、ビルマネジメント事業、リフォーム事業

※データは 2021年 7月のものです

 

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