
皆様こんにちは。
前回からお送りしております全5回シリーズのコラム、第2回目は「発案する力」です。
Scene1の力は皆様覚えていらっしゃいますでしょうか。
日常を何気なく過ごしているとつい見過ごしがちな小さな違和感や問題。
ENAGEEDではその違和感や問題に「気づく力」を、受講者様に体得していただきます。
では、気づいた問題をそのままにすると、どうなってしまうのでしょうか。
・これって問題だよね。
・違和感あるんだけど。
・うちの会社ってここがダメなんだよ。
といったように「文句を言うだけ」になってしまいます。
そこで、今回の「発案する力」の登場です。
ENAGEEDでは、問題をそのまま問題で終わらせるのではなく
「もっとこうだったら」という よい状態を想像し、
そのよい状態 =【 理想の状況 】を叶えるためのアイディアを発案できるようになります。
それでは、実際のプログラムで実施するアイディア発案までの流れに少し触れてみましょう。
例題です。
■新しくオープンした飲食店にお客様が来ないという問題。どう解決しますか?
ここでは、「解決方法」をお聞きしています。
皆様少しだけ考えてみてください。
お店のジャンルは皆様のお好きなもので結構です。
和食、洋食、中華、フレンチ、イタリアン、もちろん居酒屋でも問題ありません。
お客様があまり来ていない状況。繁盛させるにはどうしたらよいでしょうか。
いかがでしょうか。解決方法思いつきましたか?
解答例として以下が挙げられます。
・割引券を配布する
・SNSで情報を発信する
・TVやyoutubeなどに動画コンテンツを提供する
・インフルエンサーや芸能人とタイアップする
あえて広報的な解決策にしてみましたが、皆様の
解答いかがでしたでしょうか。
ひっかけ問題ではないのですが、実はいずれも正解でも間違いでもありません。
理由は簡単です。「なぜお客様がお店に来ていないのか」つまり、
【 お店にお客様が来てない原因 】がわからないため、正しい解決方法を
導き出す事はできないからです。
いくら広報的な解決策を打ったとしても、例えば
・料理が全然おいしくない
・お店の住所が間違っている
・店員さんの接客が乱暴すぎる
など、極端な原因ではありますが、これらの原因を
正しく把握していないと問題は解決されません。

■問題:飲食店が繁盛しない
■原因:どうやらお店の立地がよくないようだ。
といったように、原因をしっかりと把握することで「もっとこうだったら」というよい状態を想像して初めて、そのよい状態 =【 理想の状況 】を叶えるためのアイディアが発案できるのです。
お店の立地がよくないのであれば、もっとお店の立地がよい状態、
理想状況をイメージしてからアイディアを出す。という手順が
重要になります。
実際のプログラムではここから更にグループワークにて「問い」を
立て、具体的なアイディアをいくつか出していただきます。
いかがでしたでしょうか。
「発案する力」によって皆様は見つけた違和感や問題を「もっとこうだったら・・・」と
理想状況として捉え、それを解決するアイディアを生み出すことができます。
「問題」に対して不満を言うのではなく
「どうすれば」と自ら考え、アイディアを出す力、
これが「発案する力」です。
次回のScene3では、受講者様が発案した具体的なアイディアを実現するための
コツをお伝え致します。
さて、ENAGEEDがお伝えする実現のためのコツとは??

本日もお読みいただきありがとうございます。