私は大学時代や社会に出てから、多くの心震えるかっこいい大人と出会いました。
「どうせ無理、やっても失敗する」と考えるのではなく、
「やったらいける、どうやろうか？」と物事を前向きに捉える姿や、
相手の立場に立って考えながら他者の考えを尊重し、手を取り合って物事を進めていく姿。
このような捉え方や人に対する向き合い方が、
豊かな生き方や誇りある人生を実現させるために必要な「人の力」であると感じました。
そしてこの「人の力」は、その人の人生を豊かにするだけではなく、
仕事を通じて社会の未来を実現しているとも。

このような「人の力」は、
生まれ持った素質や個性に留まるものではなく、
経験によって身につけ伸ばすことができる力、 つまり「育てることができる力」だと私たちは考えています。
ただ今はまだ、その力の育成が「偶発的な環境」に 依存していることが多いかもしれません。
例えば、たまたま想いのある大人や先輩が身近にいて、挑戦する機会や考え抜く機会を多く経験したり、
身近であるからこそ発信できる強いメッセージを受け取ったりすることで、
自分の可能性に気づくことができたなど。

自分の可能性に気づくことや「人の力」を伸ばすことが、
本当に「偶発的な環境」に依存するものであるならば、
そして、もしそれを変えることができるのであれば ––––

どんな人にも教育を受けさせる、教育の機会均等は重要です。
それと同様に、「自分の可能性に気づく経験」の機会均等もとても重要で、
かつ伸びしろがあると考えており、私たちはそれを実現します。
まだまだ人権に対する意識が乏しかった時代には、
「あらゆる人に生きる権利が保障された未来」は想像できなかったと思います。
それと同じように、「あらゆる人が自分の可能性に気づく教育を受ける未来」はまだ実現していません。
しかし私たちは、ある時を境に「人権」が成り立ったように、
「あらゆる人が自分の可能性に気づくことができる未来」を実現します。

これまで、南米やアフリカを含む様々な場所で授業を実践しながら、
世界中で共通する「これからの時代に人が求められる力」を体系化し、
それを生徒が身につけ活かすための技術を形にしてきました。
私たちは、真の意味での人の力を育成するプロダクト・サービスをこれからも磨き上げ、
先生方や企業人事の皆様と共に挑戦を繰り返していきます。
その先にいる、たくさんのかっこいい大人。
自分の生き方に誇りを持てる人たちで溢れた世界を実現します。

代表取締役社長